ヒート1
朝の予選で、ランキングトップの(#1)成田亮が負傷し、リタイアとなり始まったこのクラス、決勝当日3レース目となったヒート1、少しばかりコースの状況も良くなり、レースが始まる。(#2)増田一将がホールショットを決めるが、このコースを得意とする(#6)田中教世がすぐさまトップに立ち、(#44)小島庸平、(#2)増田、(#39)平田優、(#4)熱田孝高の順でレースが進んでいく。トップに立った(#6)田中は快調に飛ばし、2番手を引き離しにかかっていく。4周目、5番手を走っていた(#4)熱田が、平田と増田を交わし3番手までポジションを上げる。熱田のペースは前を走る2台を上回り、ジリジリと田中と小島に迫っていく。2番手を走る小島も田中を追うのだが、なかなかその差を縮ませることができず、レース後半、小島も熱田に交わされてしまう。小島を交わし2番手となった熱田は、今度はトップの田中に追いつき、田中を一気にパスしてしまう。トップに躍り出た熱田だが、痛恨の転倒を犯してしまう。転倒した熱田は2番手までポジションを下げるのだがサイド、田中を追撃する。熱田はそのあと素晴らしい追い上げを見せ、遂にトップを走る田中をパスする。田中をパスした熱田はその後安定した走りを見せ、トップのままチェッカーを受ける。2番手には田中が入り、3番手には小島が入った。
|
スタートで出遅れた熱田だが、素晴らしい追い上げを見せヒート1で優勝を飾った。 |
ヒート2
スタート直後の1コーナーをまわり、(#44)小島庸平、(#5)北居良樹を含む数台のマシンが転倒しレースが始まる。ヒート1同様ホールショットを決たのは(#2)増田一将。その後方には、ヒート1同様(#6)田中教世がつくが、すぐに増田をパスしトップへ躍り出る。トップにたった田中は、ペースを一気に上げ後続を引き離していく。2番手には(#2)増田、3番手には(#39)平田優が付き、そのままレースが進んでいく。レース後半、3番手の平田が2番手を走る増田に迫っていくが限られたコースラインの中、なかなか抜くことができない。結局この順位のままチェッカーとなり、第3戦に続き第9戦でも田中が優勝を飾った。2番手は増田が入り3番手には平田が入った。ランキングトップであった、チャンピオンの成田が抜けたこのクラス、最終戦での出場も不可能な状態だ。熱田と田中の一騎打ちとなる最終戦、チャンピオンは誰の手に。
|
両ヒートとも素晴らしい走りを見せてくれた田中教世。最終戦を残しチャンピオンに大手をかける。
|
|
|
ヒート1で、好スタートを決め2位をゲットした小島だが、ヒート2では、スタート直後の転倒がひびき、16位の結果となる。 |
|
好スタートを決めていた増田だが、今大会ではヒート2で、2位の表彰台をゲットした。
ヒート2、好スタートを決め初優勝を狙ってた平田だが、3位となった。久々の表彰台と言うこともあり、インタビューでは悔しさ語っていた。
|
スタートをミスリ、激しい追い上げで優勝を勝ち取った熱田。シリーズ1戦を残し田中とは、数ポイント差となる。
|