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全日本選手権シリーズランキング
 

< 写真&レポート

堂々たる圧勝ぶり
タイトル獲得、黒山健一

黒山追い続けたが
野崎史高は2位

3位表彰台は
小川友幸

国際A級スーパークラス

2009全日本トライアル選手権シリーズ第7戦東北大会

2009年全日本選手権シリーズ最終戦。フィナーレは今年も宮城県スポーツランドSUGOで迎えることになった。10セクション3ラップは、2戦ぶりにオーソドックスなスタイルでの開催。ただし国際B級の3ラップ目以降、国際A級の2ラップ目以降、第4セクションで大岩が不安定になるという事態が発生し、大事をとってこのセクションは中盤以降キャンセルとなった。今回はまた、エキヒジジョン125クラスに初めて複数の参加があった。

開開幕戦の1敗以降、負け知らずの黒山健一(ヤマハ)。タイトル獲得は、計算上は最終戦の結果次第ということになっていたが、この最終戦で10位に入ればタイトルが決まるという、黒山にとっては事実上タイトル決定と同じような状況で迎えた最終戦だった。しかし黒山本人は、10位に入ればいいなどとはこれっぽっちも考えていない。

序盤は、チームメイトの野崎史高(ヤマハ)がライバルとなった。オールクリーン合戦から、最初に足をついたのは黒山。複雑な地形の上に水を含んだ重たい土が特徴の第6セクションでの2点。これで野崎が単独トップに出るも、しかし次の第7セクション、美しくクリーンした黒山に対し、野崎は5点。これで黒山が3点のアドバンテージで試合をリードすることになった。

ふたりを追うべき小川友幸(ホンダ)は、序盤から失点が続く。1ラップめ序盤戦は、渋谷勲(ホンダ)が好調だった。第1セクションでこそ、惜しい1点となるも、その後3連続クリーン。ホンダのエースである小川(友)を抑えて、ホンダ勢のトップを走る。しかし第5セクション以降の難セクション群は、渋谷に次々と5点を与えていく。1ラップ目、3位は小川(友)が守った。クリーンは4つながら5点がひとつしかない小川(友)に対し、5点を3つもとってしまった渋谷。しかし両者はわずか1点差だ。

今シーズンを飛躍の年にしたかった小川毅士(ホンダ)は、しかしいまだ実力通りの走りができずにいる。1ラップ目、小川(毅)の5点は4つを数えた。

2ラップ目、試合は大きくは動かなかった。黒山は第1セクションで1点となるが、これはより大きな減点を回避するための予定通り。対して野崎はここで5点となって、追撃の勢いを自ら殺してしまった形。さらに第7セクションでは、ぎりぎりまでこらえてクリーンを狙ったのが裏目に出て崖の頂点から墜落。コンクリートに叩き落ちて痛い思いまですることになった。

3ラップ目、黒山は予定通り、第1セクションで1点をとったのみ。トータルでは4点。野崎の減点が21点だから、なんと2位の1/5の減点数で試合を終えてしまったことになる。なんとも堂々たる圧勝ぶりだ。

3位争いは、2ラップ目に自己ベストをマークした小川(友)に対して3ラップ目に自己ベストをマークした渋谷など、戦い方のパターンは異なるものの、全体の流れは動かなかった。小川(友)と渋谷は、結局4点差で小川(友)が表彰台獲得で、2009年シーズンを終えることになった。

6位は田中善弘(ベータ)、7位に尾西和博(ホンダ)が入った。ルーキーの争いは、最終戦は西元良太(スコルパ)がシーズン最高位の8位を獲得。柴田暁(ホンダ)、斎藤晶夫(ホンダ)、三谷英明(ホンダ)という順となった。

【黒山健一のコメント】

優勝でチャンピオンを決定できたこともうれしいですが、勝ってシーズンを終えたことで、シーズンオフを気持ちよく過ごせるのでよかったです。今シーズンは、中盤以降、特に日本GPを走って以降は、かなり満足のいく戦いができました。これでまた来年、V10を目指します。

【野崎史高のコメント】

前半よかったんですけど、少しトラブルがあって時間を食ってしまってペースが乱れてしまいました。1ラップ目の第7の5点はまだそんなに問題だとは思っていなかったんですけど、2ラップ目の第1での5点は痛かったですね。2ラップ目の第7は、1点つけばいけるという確証はあったんですけど、足をつきたくなくて、落ちてしまいました。ちょっとちぐはぐな1年でしたけど、来年、もちろん勝利に向けて戦います。

【小川友幸のコメント】

どうしちゃったんだろうと自分でも不思議なほどに調子をつかめませんでした。2ラップ目は一桁減点でなんとかペースを取り戻した感じもあるんですが、3ラップ目に絶対自信があった第7で落ちたりとか、ちょっと自分でも理解できない失敗がありました。来年、ちゃんとタイトル争いができるように、もう一度いろんな部分を見直して、シーズンオフを過ごします。


野本佳章が連勝
チャンピオンは藤巻耕太に

国際A級

前回中部大会でようやく2勝目をあげた野本佳章(ベータ)が2連勝。いよいよ強さを本物となってきた感じだが、しかしここでシーズンは終了。チャンピオンは5点差で藤巻耕太(ガスガス)の手に渡った。

1ラップ目のトップは、A級昇格2年目の滝口輝(スコルパ)。減点5。その減点は第6セクションでのものだった。滝口は結局3ラップともに第6では減点5となっていて、ここを3ラップとも3点で抜けた野本が逆転勝利を飾ったことになる。

チャンピオン争いの渦中にある藤巻は、1ラップ目は4位。野本が勝った場合は、4位以上がタイトル獲得の条件となるだけに少しの油断も許されない展開だったが、2ラップ目以降にポジションを挽回。しかし3ラップ目にわずかにミスを増やして勝利を飾ることはできなかった。

野本と藤巻は、ともに来シーズンは国際A級スーパークラスに昇格することを宣言。来シーズンも国際A級で戦うことを決めているベテラン本多元治(ホンダ)が3位となった。1ラップ目のトップから滑り落ちてきた滝口は、しかし自己最高位の4位を獲得。来シーズンに期待が持てる結果となった。今回は、青森の高橋由(ホンダ)が8位となり、自身初のA級でのポイントを獲得している。

【野本佳章のコメント】

2ラップ目に逆転して、でも3ラップ目に第2セクションでミスしちゃったので、藤巻くんに追いつかれて逆転されたかなとも思っていたんですけど、勝ててよかったです。去年よりポカミスが減ってきたとは思います。来年は、藤巻くんといっしょにスーパークラスを走ります。今日は群馬勢がワンツーフィニッシュでした。

 


I全勝優勝を飾った
山本直樹

国際B級

山本直樹(ホンダ)がついに全勝優勝を飾った。6連勝。しかし今回もまた、薄氷の勝利となった。1ラップ目の順位は7位。いつもなら、ここから追い上げてひょうひょうと勝利を飾る山本だが、今回は追い上げ中の2ラップ目、第9セクションでまさかの5点。これで万事休すとなった。

しかし3ラップ目、ようやく本来の山本となる。9セクションをすべてクリーン。やるべきことをやって結果を見れば、紺野賢二(ホンダ)と同点同クリーン数。1点の数の差で、山本の勝利が決まった。

【山本直樹のコメント】

3ラップ目にオールクリーンができたので、もしかしたら勝てたかなとは思っていましたが、同点ながら優勝できてよかったです。2ラップ目までは、今日は勝てないかなと思っていました。

●エキシビジョン125

国際B級ライセンスを持たない若いライダーが125ccマシンによりしのぎを削るこのクラス。クラス誕生3年目にして、はじめて2名の参加者があった。ふたりとも、すでにこのクラスを走っているが、ふたりが顔を合わせるのは初めてだ。

磯谷玲(シェルコ)と大神和樹(ガスガス)。1ラップ目は同点だったが、2ラップ目以降、わずかに磯谷が減点を減らして、5点差で勝利した。ふたりはGC大会で、再び雌雄を決することになる。

 



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