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SUPERBIKE RACE in SUZUKA


GP250

文部科学大臣杯 2009年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦 第41回MFJグランプリ SUPERBIKE RACE in SUZUKA
主催:鈴鹿サーキット(5.821Km)
決勝レポート
DATE:2009-10/31
■開催日/予選・決勝:10月31日(土)  ■天候/予選・決勝:晴・ドライ
■開催場所/三重県・鈴鹿サーキット東コース(2.243Km)

トップ3が真っ向勝負! 花房一樹が逆転チャンピオンに輝く!

 GP-MONOクラスの決勝はタイトルを争う小室旭、花房一樹、藤井謙汰の三つ巴の戦いになった。
 レース序盤はポールポジションの藤井、4番手グリッドスタートの小室が後続を引き離していく。特に、藤井のペースは速く、そのまま独走態勢を築くかと思われたが小室も必死についていく。その後方からは、花房が3周目に前を走る渡辺陽向をパスし3番手に浮上すると、ファステストラップを叩き出しながら追い上げてくる。7周目にはトップ争いに追いつき三つ巴のバトルとなっていく。花房は、その勢いのまま12周目に小室を、13周目に藤井を、いずれも1コーナーで抜き去りトップに浮上。その後も追いすがる2台を抑えきりチェッカー。優勝をもぎ取ったと同時に念願の全日本チャンピオンを獲得した。小室はラストラップに入る1コーナーで2番手に浮上したが花房を抜くことができず悔しい2位。藤井は3位に入り、3戦連続表彰台。4位はレース終盤にトップグループに迫る走りを見せた安村武志。5位には3台による争いを制した中木亮輔が入り、渡辺陽向、小畑仁という順でチェッカーを受けている。前回のウイナー谷川壮洋は、事前テストで右足の甲を骨折したが、8位争いを制してゴールしている。
 最終戦を制した花房が逆転でチャンピオンを獲得。小室は僅か1ポイント差で涙を飲む結果となった。シーズン終盤に3戦連続表彰台を獲得した藤井がランキング3位。以下、中木、渡辺、谷川と続き、女性ライダーの丸山美由貴がランキング7位と健闘した。

●ライダーのコメント

優勝・シリーズチャンピオン/#87 花房一樹 テック2&nyusan. COM/PRCS
『なるべくランキングの事を考えず、とにかく勝ちたいと思って挑みました。マシンは事前テストの時からチームスタッフが全く文句の付けようがない仕上がりにしてくれたので、予選は失敗してタイムを出す事ができなかったけれど決勝への不安要素はなかった。序盤はトップに離されて単独走行になり、スリップが効かなかったから無理かとも思ったがダメモトで頑張ろうと思った。ランキングのことも頭に浮かんだけれど、とにかく優勝だけを目指そうと思った。最終ラップの1コーナーをトップで通過した時“勝った!”と思いました。今までの中で一番勉強したシーズンだったし、応援してくれたみんなのおかげで獲れたチャンピオンだと思っています』

2位/#11 小室 旭 Team KOMURO with HARC
『早めに(藤井)謙汰の前に出られなかったのが敗因でした。自分の方が速いところもあったけれど抜くには至らなかった。花房選手が前に出たことで、スリップを使ってやっと謙汰の前に出ることができました。守りに入ったらダメだと自分に言い聞かせていたけれど、精一杯やった結果なので仕方ないですね』

3位/#3 藤井 謙汰 TSR
『イメージしていたより気温が上がったせいで、特に2コーナーと最終コーナーで厳しかった。序盤にいいペースで走ってしまったこともよくなかったのかもしれない。東コースは短いので抜く場所が少なくて、抜かれても抜き返すポイントを探すだけでも精一杯でした。抜かれた後は仕掛けるとしたら最終コーナーで相手がアウトに膨らんだ時にインを狙うしかないと思ったけれど、自分がその位置にいなかったので、できませんでした』


GP-MONO決勝レース   ポールポジションは、2戦連続で藤井謙汰
     
GP-MONO決勝レース   トップ争いの3台
#87花房一樹、後方に小室旭、#3藤井謙汰
     
GP-MONO決勝レース   表彰台/優勝:花房一樹(左から二人目)、2位:小室旭(左)、3位:藤井謙汰
     
GP-MONO決勝レース   2009年全日本ロードレース選手権GP-MONOクラス
チャンピオン
逆転で花房が獲得した。
     
   
   
Photo:H.Wakita/Y.Harada(c)
 
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