#2佐合の3連勝、moto1クラス2回目のチャンピオンを獲得!
Pole Positionを得たのは、有効ポイントでトップの#2佐合(Honda)、2番グリッドには#3松本(ハスクバーナ)。この二人でチャンピオンをかけて戦う。そして3番グリッドには、2010年型のYZ450Fを持ち込んだジョーズこと#4増田(YAMAHA)が並ぶ。
そして4番グリッドには、今回ワイルドカードで参戦のAMA Supermotoライダーの#64トラビス・マークス(Honda)が食い込む。#64トラビスは前日土曜日のタイムアタックではタイムは伸ばせなかったが、予選ではすばらしい走りを見せフロントロー4番手につく。
スタートは#2佐合が決めHSを奪う。続いて#3松本、#11森田(Suzuki)、#6金児隆太(アプリリア)、#4増田、#64トラビス・マークス、#16谷田部(Yamaha)とつづく。
#2佐合と#3松本は、序盤からハイペースで3位以下を引き離していく。#2佐合は、スライドを極力抑えハングオンのライディングも駆使しながら走るスタイル、一方#3松本はスライドを多用する。全く違うライディングの2人の戦いとなる。
レース中盤、#2佐合がわずかだが#3松本との差を開いていく。それになんとかついて行こうとする#3松本。
3位以下も集団となり激しい戦いを繰り広げる。序盤、#4増田が#6金児をパスし、3位以下は#11森田、#4増田、#6金児隆太、#64トラビス、#16谷田部、までがひとつの集団となっている。中盤、#6金児が#4増田のインを差そうとするが接触転倒、下位に落ちる。その後#16谷田部が集団から離されると、#11森田、#4増田、#64トラビスによる3位争いは一気に加熱。第1ダートで#11森田のわずかなミスを逃さず#4増田が3位に上がる。
トップ争いは、#2佐合が逃げると#3松本が詰める、という膠着状態。が、しだいにわずかだが#3松本のスライドが乱れ始める。その一方、佐合は安定したライディング。お互いにベストラップを更新しながらの走りとなる。
約25分の決勝レース、ついにラストラップがやってくる。#2佐合が以前トップ。終始安定した走りで2位の松本と大きなマージンを保ちつつ最終コーナーを立ちあがる。両手を挙げ歓びをいっぱいに表現しチェッカーを受ける。
3年前の最終戦、まさかの逆転でチャンピオンを逃したあの日から、毎年チャンピオンに最も近いと予想されながらも得ることができなかった。この日ようやく、あの時逃したチャンピオンを手にする事ができた。佐合選手、本当にチャンピオンおめでとうございます。
2位には#3松本、3位#4増田、4位森田、5位には#64トラビス・マークスが、6位は#16谷田部が入った。#16谷田部は昇格1年目のライダーの中でコンスタントに上位に食い込む活躍を見せた。
moto1class2回目のチャンピオン獲得の佐合選手。 |
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シーズン最初に2連勝しその後もチャンピオンにむけ確実に2位を獲得しつづけた#3松本選手。しかしチャンピオンには一歩届かなかった。 |
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3位は#4増田選手。増田選手はMOTO1のあり方やコースについてなど、ライダーとして以外にも多方面でMOTO1を支えた。 |
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#64トラビス・マークス選手。「今日のレースは、いいコースで最高にエキサイティングだった。日本のライダーはとても速い。ぜひAMAにも参戦してほしいよ。」 |
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#2佐合、今期4勝目。ついに2回目のチャンピオン獲得。(ブルーヘルメットMSC) |
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逃げる#2佐合に食いついていったものの、仕掛けるまでには行かなかった#3松本。(Agip
Husqvarna RACING WORLD with CPsports)
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2010型のマシンを持ち込んだ#3増田は3位に。フロントの脚回り以外はほぼノーマルのマシン。音量は91dB!3dBもの余裕がある。パワーもあるようだが旋回性も高いようだ。 |
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4位の#11森田(SRF SPORT & High
Side Junkies)すばらしいスタートで、序盤3位につける。 |
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#64トラビス・マークス、5位入賞。前日はタイムがのびなかったが、決勝の日曜日には本来の走りを見せてくれた。アメリカ以外からも海外のライダーがもっと参戦すると、より面白いレースになると感じた。 |
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