#2佐合が本来の強さを見せ今期初勝利。
強い#2佐合(ブルーヘルメットMSC)が戻って来た。タイムアタック予選こそ#4松本にトップを0.1秒差で譲ったものの、予選ヒートからは完璧なレースを見せた。特に土曜日に行われたタイムアタックでのライディングはすばらしかった。いとも簡単にマシンをコントロールしてしまうそのライディングは、ぎりぎりのタイムアタックをしているというより、ダンスを踊っているかのように見える。美しさとダイナミックさを兼ね備えたライディングとでも言えばいいのか、いつまでも見ていたいと思わせる走りだった。
決勝レースは、そのPPからスタートした#2佐合が一度もトップを譲ることなく安定した走りでそのままフィニッシュ。#2佐合の圧倒的な強さを見せたレースとなった。2番グリッドスタートの#4松本は(Agip
Husqvarna RACING WORLD with CPsports)は一時#2佐合をプッシュするのだが、序盤でなんとスリップダウン、3位に落ちてしまう。#4松本はこのところ追撃中でのスリップダウンが多い。
2位に入ったのはJAWSこと#3増田(JAWS RACING YAMAHA+REAL EQUIP)。いまひとつ元気のないように見えたがしっかりと2位に入るのはさすがだ。
レースはもう一つの見所があった、それはハスクの市販車SM450Rに乗る#13金児伸二(モトスポーツK‘s)とアプリリアの#27金児隆太(チームレアルエキップ
アプリリア)親子による激しい4位争いバトルだ。
1コーナー進入で前を行く父#13金児伸二に、息子#27金児隆太が幾度も襲いかかかった。トップスピードで勝るアプリリアの#27隆太はストレートエンドから1コーナー進入で#13金児をパスするのだが、直後の2コーナーで#13金児が抜き返す。毎ラップこのバトルが繰り返される。時にマシンや身体がぶつかり合う激しいバトルとなった。結局この戦いを制したのは#27金児隆太、4位に入る。5位はその#13金児伸二、6位は同じハスクに乗る#12大塚(Te’s倶楽部withハスクバーナ)が入った。
※ 今回、#5星野(TeamCRF Family & KBFRS)、#19池田(Orange Club うず潮レーシング福山)らは全日本モトクロスに参戦、MOTO1を欠場している。
※ また、#6森田(SRF SPORT & HighSideJunkies)は怪我のため前戦にひきつづき欠場した。
結果moto1
class
1位 |
#2 |
佐合 |
ブルーヘルメッットSMC |
2位 |
#3 |
増田 |
JAWS RACING YAMAHA+REAL EQUIP |
3位 |
#4 |
松本 |
Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports |
4位 |
#27 |
金児隆太 |
チームレアルエキップ アプリリア |
5位 |
#13 |
金児伸二 |
モトスポーツK‘s |
6位 |
#12 |
大塚 |
Te’s倶楽部withハスクバーナ |
第6戦終了時点でのポイントランキング
1位 |
#5 |
星野 |
TeamCRF Family & KBFRS |
94pt |
2位 |
#2 |
佐合 |
ブルーヘルメッットSMC |
93pt |
3位 |
#4 |
松本 |
Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports |
78pt |
4位 |
#3 |
増田 |
JAWS RACING YAMAHA+REAL EQUIP |
63pt |
5位 |
#12 |
大塚 |
Te’s倶楽部withハスクバーナ |
59pt |
6位 |
#27 |
金児隆太 |
チームレアルエキップ アプリリア |
50pt |
※全8戦中6戦のポイントを有効ポイントとする。
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本領発揮の1勝、
#2佐合(ブルーヘルメットMSC)。 |
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#3増田(JAWS RACING YAMAHA+REAL EQUIP)は2位。 |
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#4松本(Agip Husqvarna RACING WORLD with
CPsports)3位。 |
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激しいバトルを演じた4位の#27金児隆太(チームレアルエキップ アプリリア)と5位の#13金児伸二(モトスポーツK‘s)。「1コーナーでオヤジが邪魔で?」という言葉に反応する#13金児。この2人は親子ではあるが、純粋にライバルである。 |
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圧倒的な速さを見せつけたCRF250Rと#佐合(ブルーヘルメットMSC)。
#2佐合の特徴的な、美しくもダイナミックなライディングが戻ってきた。 |
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この日佐合はゴール後、待ち受けたメカニックとしっかりと抱き合った姿が印象的だった。 |
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ブルーと白のYZ450Fと#3増田、その豪快なライディングはスーパーモタードの魅力をよく表現している。 |
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#2佐合を脅かした#4松本だったが。この後、素早いリスタートでひとつ順位を落とすにとどめ3位に入った。 |
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#3増田と#4松本。#4松本はあと一歩のところまで迫ったが。 |
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ハスクバーナSM450Rの#13金児伸二と、アプリリアSXV450B.D.Vの#27金児隆太の毎ラップ繰り返される激しいバトル。ストレートエンドで高速スライドのまま並んで入る2台。美浜サーキットはこの1コーナーのすぐ上に観戦ポイントがあり、このこの迫力あるバトルを間近で観ることが出来た。 |
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