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SUPERBIKE RACE in AUTOPOLIS


JSB1000

文部科学大臣杯 2007年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 SUPERBIKE RACE in 九州
主催:オートポリスサーキット(4.674Km)
予選レポート
DATE:2007-5/26

全日本史上初となるスーパーポール
驚異的なタイムをマークした秋吉耕佑が制す!

 雄大な阿蘇の自然に囲まれたオートポリスで開催されている全日本ロードレース第4戦。金曜日のA.R.T.合同走行が悪天候のためにキャンセルされ、急きょ土曜日のタイムスケジュールが変更され、公式予選の前にフリー走行が設けられることになった。
このフリー走行が、レースウイーク初走行となるだけに、1週間前にテストをしているチームが有利となった。
 公式予選では、オートポリスを得意としている辻村猛のリードで始まったが、ホームコースでもある徳留和樹がコースレコードをたたき出して辻村を上回ってくる。さらに昨年、ポールポジションを獲得している秋吉耕佑が、ただ一人、1分50秒台に入れる圧倒的な速さを見せつけ暫定ポールポジションにつけた。
 1ラップのみのタイムアタックとなるスーパーポールには、予選上位12台が進出できる。チームHRCの手島雄介は、予選のセッション後半で転倒。14番手となりスーパーポール進出を逃している。同じく安田毅史も13番手で5列目に並ぶことになってしまった。
 スーパーポールは、予選で12番手となった横江竜司から始まった。各ライダーは、予選用タイヤを使い、ワンラップのみの渾身のアタックを見せてくれた。大崎誠之は、第2ヘアピンの立ち上がりでハイサイドとなり、マシンから振り落とされそうになる。何とか立て直し事なきを得るが、スーパーポール最後尾の12番手グリッドとなった。ノリックも一時はトップにつけるなど、観客を沸かせた。コースレコードをコースレコードで塗り替えるハイレベルな戦いを制したのは、韋駄天・秋吉だった。
 「事前テストでは、時間がなくロングランができなかったので、予選、スーパーポールのフリー走行も使ってマシンを仕上げていた。スーパーポールでは、柳川さんが速いタイムを出していたし、走っている感覚では、51秒台かと思っていたので(ポールポジションは)無理かと思っていた。決勝も、今の自分の状態でベストを尽くすだけです」と秋吉。昨年もポールポジションを獲得しているが、今年はチーム体制が変わっている。スタンダードの車体を仕上げながら速さを見ているが、まだ優勝はない。オートポリスで今季初優勝を達成できるか?! また、昨年、オープニングラップに第2ヘアピンでコースアウトしながらも、驚異的な追い上げを見せて2位となった柳川明は、「みんな速いし、予選タイヤでタイムを出せていない」とスーパーポール前に語っていたが、しっかり2番手グリッドにつけ、こちらもオートポリス初優勝を狙う。
 3番手にはテストから好タイムをマークしている酒井大作がつけ、徳留、渡辺篤、ノリック、中須賀克行、辻村と続いた。
決勝は、秋吉、柳川、そして徳留を中心に酒井、渡辺篤のヨシムラ勢、中須賀克行、大崎などの九州勢が速さを見せそうだ。オートポリスで優勝経験がある辻村、山口辰也もトップ争いに絡む可能性がある。盛り上がること間違いなしの迫力のバトルから目が離せない!

伊藤真一  

秋吉耕佑

     
伊藤真一   柳川明
     
伊藤真一   酒井大作
     
伊藤真一   スーパーポールの走りに、場内は緊張と喚声が交互に広がった。
     
     
     
(c)Photo by Y.Harada/H.Wakita
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