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ST600

文部科学大臣杯 2007年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 SUPERBIKE RACE in 九州
主催:オートポリスサーキット(4.674Km)
予選レポート
DATE:2007-5/26

小西が逃げるか? 寺本が阻止するか?? それとも???

 開幕戦でトップ争いを繰り広げ優勝した佐藤裕児と2位となった寺本幸司が前戦で転倒リタイアに終わったため、タイトル争いの行方も混沌としているST600。
 今シーズン、ST600に再びスイッチしてきた小西良輝がやっと本領を発揮してきた。「ポールポジションと言っても、まだまだ詰めがあまい。逃げるのは無理だと思うので、レースを組み立てて最終的にトップでチェッカーを受けたい」と、前戦でレースをコントロールしながら最終ラップにかわされて2位となった悔しさをぶつける構えだ。
 2番手につけた寺本は「予選では、アタックは極力せず、サスペンションを煮詰めることに集中し、順調にきている。決勝は、小西さんが逃げると思うけれど、逃がさず、後ろでレースをコントロールしたい。ギャップに打ち勝ってブレーキがかけられるスズキのいいところを武器に勝負したい」と自信のコメント。
 3番手の野田弘樹は、前戦の決勝で転倒。マシンを大破させてしまい、今回がシェイクダウン。フロントロウにつけたが、今回は厳しいレースになりそうだ。
 暫定ランキングトップの高橋英倫は、一発こそ出なかったもののアベレージでは、まずまず。トップ争いに加われば、前回のように最後に前に出て行く可能性も高い。暫定ランク2位の奥野正雄も、しっかり4番手につけ、虎視眈々とトップを狙う。
決勝は、小西が逃げればトップ争いは、少数となりそうだがペースが遅くなれば混戦になることは必至。レース序盤にイニシアチブを握るのは誰だ!?

伊藤真一  

小西良輝

     
     
伊藤真一   寺本幸司
     
伊藤真一   野田弘樹
(c)Photo by Y.Harada/H.Wakita
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