|
|
先行した小島をパスし、独走で
H1のチェッカーを受けた成田 亮
|
|
|
|
|
完璧なレース展開で、今季初の
パーフェクト優勝を飾った成田
|
|
|
昨年まで行われていた茨城県ひたちなかの自動車安全運転センター安全運転中央研修所から会場を移し、元全日本チャンピオン福本敏夫氏が運営管理する埼玉県川越のオフロードヴィレッジで開催された関東大会。入間川と荒川に挟まれた河川敷のコースは全体がフラットだが、大小のジャンプやフープスなどで変化を持たせたテクニカルなレイアウトが特徴。大会期間中は、予選が行われた土曜日に急な雷雨に見舞われたものの決勝は快晴。ドライ→マディ→ドライ、日曜日の午後には砂ボコリが舞う変化の激しいコンディションの中でレースが行われた。全日本初開催のコース、スーパークロスのような首都圏からのアクセスが近いことや大型連休の初日とあって、公式発表で16,700人の観客が詰めかけた。
地元埼玉や関東圏のファンがコースをぐるりと取り囲み、大前の観客が見守る中行われたIA1第1ヒート。ホールショットを決めたのは中山
裕。これに小島庸平、戸田蔵人が続き、1周目は小島、戸田、成田 亮、中山、田中教世、小池田猛、増田一将、熱田孝高の順にコントロールラインを通過する。逃げる小島を成田が追う序盤の展開は、7周目に成田が小島を捉えトップに浮上。追いすがる小島との差を徐々に広げた成田は、後半独走態勢を築くとそのまま逃げ切って優勝のチェッカーを受ける。小島は単独2位。後半戸田と増田、田中の3人に絞られた後続のバトルは、終盤に田中が転倒。また戸田もペースを維持できず、増田が今季初表彰台となる3位でフィニッシュした。
IA1第2ヒート。ホールショットを奪ったのは増田。しかし直後に増田はコースアウトするミスを犯しポジションダウン。代わってトップに立ったのは、アメリカのスーパークロス参戦経験を持ち、ジャンプの多いコースを得意にする成田。その背後には、加賀真一が付け前半2番手のポジションをキープするが、中盤、追い上げてきた戸田と北居良樹が加賀をパスし2-3番手に浮上。レースは、ライバルを寄せつけぬ速さを見せた成田が序盤から独走し、今季初のパーフェクト優勝を達成。戸田が2位で今季初表彰台をゲット。また、ラスト追い上げてきた溝口哲也を振り切って、北居がクラス初の3位表彰台を獲得した。
ここまで成田と優勝を分け合ってきた熱田が、転倒やエンストで奮わなかったため、ポイントランキングでは成田がリードを広げる結果となった。
|