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SUPERBIKE RACE in MINE


JSB1000
GP-MONO

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 SUPERBIKE RACE in 筑波
主催:筑波サーキット(2.070Km)
予選レポート
DATE:2006-5/13

伊藤真一がセッション終了間際の大逆転で
ポールポジションを獲得! 連勝なるか!?

 JSBクラスは開幕戦のあと、4輪のフォーミュラニッポンと併催で行なわれた鈴鹿2&4が開催された。このレースはJSBクラスだけが開催されたため、JSBはこの筑波が3戦目となる。

 開幕戦のツインリンクもてぎでは、レース途中で雨が降ったためレースは2ヒート制となり、柳川明(チームグリーン)がうまいレース運びで優勝。ポールポジションからスタートし、チームメイトの秋吉耕佑(ヨシムラスズキwithJOMO)と共に1-2走行をしていた渡辺篤(ヨシムラスズキwithJOMO)は3位に入賞した。続く鈴鹿2&4では、秋吉がポールポジションを獲得するも、レースはディフェンディングチャンピオン、伊藤真一(KEIHIN KoharaRT)が意地を見せて優勝、2年連続タイトルへ向けて一足遅れたスタートを切った。このレースで渡辺篤は2位に入り、暫定ランキングトップに立っている。

 不安定な天候が続くゴールデンウイーク明け、案の定、予選が開催された土曜日はあいにくの雨模様。強い降りではないが、一日中小雨が降り続いていた。開幕戦から2戦、優勝こそないものの、絶好調のヨシムラスズキwithJOMOの二人が、その雨の筑波でも抜きん出た。午前中の予選1回目。A組、B組に分かれて戦うことになったヨシムラスズキwithJOMOの秋吉耕佑、渡辺篤がそれぞれの組のトップに立った。しかし、午後からの予選に備えてのセットアップという意味合いが強く、ヨシムラの二人に限らず、午前中のセッションは様子見といった走行だった。

 予想通り、午後のセッションの方が雨の量が少なく、A組、B組共に、各車、タイムを詰め始めた。まずA組では、渡辺が最初からペースを上げ、午前中の自己タイムをコンマ5秒詰める1分1秒413という、ウェット路面では驚異的ともいえるタイムをマークした。A組の2番手は中須賀克行(YSP&PRESTレーシング)、3番手に柳川が入った。ここまで3人が1分1秒台。B組は、午前中、ただ一人1分1秒台をマークしていた秋吉が渡辺のタイムに迫る1分1秒台中盤をマークし、組トップに立つ。続くのは山口辰也(ホンダドリームカストロールRT)とチームメイトの徳留和樹(ホンダドリーム無限RT)の二人。共に1分1秒台後半。残り10分を切ったところからタイムアタックが激しくなる。まずは秋吉が1分1秒118をマーク、全体のトップに立った。最終コーナーから大きく振られながらのアグレッシブな走りだった。しかしその直後、伊藤真一が1分1秒091を叩き出し、秋吉を抜いた。この瞬間、伊藤真一のポールポジションが決定した。2番手は秋吉、渡辺、徳留と続き、ここまでが1列目、2列目は山口、中須賀、柳川、そして辻村猛(F.C.C.TSR)が並ぶ。4メーカーのバイクが並び、白熱した予選結果となった。

 天気予報が数時間ごとに変わる。今日の決勝は、この不順な天候が、レース結果に大きく影響しそうな気配だ。

[青木 淳]

伊藤真一  

伊藤真一

   
伊藤真一   秋吉耕佑
   
   
   
   
   
 
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