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写真&レポート

2018全日本エンデューロ選手権シリーズ第3戦
日高2DAYSエンデューロ DAY1レポート

気温が低いと言われていた日高2デイズエンデューロ、蓋をあけてみれば秋晴れの心地よいエンデューロ日和に。ここまで爽快なオープニングも近年なかったのではないか、と思えるほど。雨の影響もなく、路面は適度にウェットな状態。設定タイムはBが採用された。


IA 安定感と、強さが前橋の圧勝を支えた

釘村忠、田中教世、石戸谷蓮、と多くのトップライダーが出場を棄権。セロー250で戦う鈴木健二は、「この天気では、セローの良さは出てこない。今回は勝てないですよ」と言うところ、1つめのテスト2コーナー目でスリップダウンして11番タイムと、王者が崩れ去っていくDAY1。鈴木へとどめを指したのは2つめのエンデューロテストで、スピードの出やすいスネークを駆け抜けた先で崖に落ちてしまう失態。残念ながら、復帰したもののタイムオーバーになってしまった。


残るトップ陣だが、2018年のISDEワールドトロフィーでリーダー的存在である太田幸仁も、実は9針を縫う指の怪我をおしての参戦。昨年総合優勝を決めた前橋孝洋が、万全の体制でプッシュを続ける。「段々と調子を取り戻すことができたので、タイムをつめていける結果に。最初心配だった割には、ミスなく1日を終えることができました。三島テストも怖かったですが、しっかりこなせましたね。川に深いところがあったので、明日も気をつけたいと思う」と前橋。いなすことが難しいセクションが続く貯木のクロステストでは、特にショートしてつぶれがちなサスペンションを加速につなげるシーンが多く見られ、タイムも圧倒。安定感と強さを備えたDAY1の前橋に死角はなかったようだ。2位とは、1分27秒もの差をつけて圧勝。




2位争いは太田と内山裕太郎。めまぐるしく積算タイムによる順位を入れ替えながら、僅差で熱戦が続いていたものの、最後のテストで見事に太田が再逆転。「特に、貯木のテストや三島は、指の怪我でおさえが効かず、攻めあぐねましたね…。夏にしっかり乗り込めたので、体もよく動いていましたし、惜しい。ただ、この状況でこの成績なので、まぁ、まとまったかなと思っています。ISDEのいい練習になったなと」と太田はコメント。内山は「悔しいですね。タイムに差が無かったのでいけるかなと思ってたんですが。一昨年はここで総合優勝できていたんですが。明日、しっかり巻き返したいです。ルートは、雨降ったらみんな上れないんじゃ無いかな…ってくらいの走りごたえのあるもので、面白かったですよ」とのこと。



IB 齋藤祐太朗、IAでも2位のタイムながら悔しさを滲ませる


IBクラスは、今年クラスを席巻している齋藤祐太朗がDAY1をまさに圧倒。IAクラスでも2位の積算タイムだが「まだ前橋君とは差がありますね…。悔しい。西山林道のテスト、めちゃくちゃ頑張ったんですが、それでも10秒は前橋君が速い。ちょっと怖い域まで飛ばさないと、あのタイムは出ない…」と齋藤。5歳ほど前橋よりも年上の齋藤は、一時期エンデューロから離れていたもののBetaと今年は契約して活躍を続けている。「今年の目標がIBタイトルなので、無理はせず明日も走りたいと思ってます」とのこと。



若手IBの保坂修一、飯塚翼の2名が2-3位。激しくライバル意識を燃やす二人の戦いは、まずは保坂に軍配が上がった。彼らもIAクラスで通用するタイムを出している。


ウィメンズ 昨年に引き続きレクシィが快走

カナダからゲスト参戦しているライダー、レクシィ・ピショーは昨年も圧倒的な実力で日高を楽しんでいたが、今年もしっかり走りきった模様。テスト積算タイム2位の増田まみ(※公式リザルトでは、ペナルティをふくめて高見智代が2位の結果)に、3分もの大差をつけてゴール。「ウッズに、ロック、すごく楽しかった。フローリーなルートが気持ちよかったです。日本で再び走れて、ホントにうれしい。また明日、よろしくね!」とレクシィ。




日高2DAYSエンデューロ DAY2レポート

2日目も、晴天。あまりにさわやかで、あまりに平和な珍しい日高2デイズエンデューロ。

震災による影響を考えて、2日目は全クラス121kmを1周。朝7時15分に第1組がパルクフェルメ入り、最終のゴールは13時20分とほとんどの日程を午前中に終えるスケジュールが組まれた。テストの数は、1周分の4つに加えてスタート地点のスキー場クロステストで5つ。おおよそISDEならば半日分程度の内容だ。


IA 太田、大神が肉薄するも届かず。前橋が日高を制す


前日に引き続き、前橋はすべてのテストで1番時計をたたき出し、このHTDEにおいてIAクラスを完封勝利。とはいうものの、途中川で水没しそうになる危機があり、川からあがっておちついてエアフィルターを絞ったら、水が大量に出てきたというから、何があってもおかしくはなかった。「ずっと余裕があったというわけではなくて、水没騒ぎがあったりもしたんですよ」という前橋。「三島エンデューロテストは、だいぶラインができたのでペースを上げることができました。何かトラブルがあるとすれば三島だと思っていたくらい、難しいテストでした。今まで出てきたエンデューロの中では、すごくうまくいったとは思いますけど、トップ陣がいない中での結果なので…」とのこと。現時点で、ロングタームターゲットとしてISDEにおいてのゴールドメダルを目指す前橋にとっては、心から納得できるものではないようだ。





2位も、前日に続いて太田幸仁。「昨日よりは、攻めることができたし、タカ(前橋)との差も詰まったかなと思います。この状況でこの結果なら、まずまずといったところですね」と太田。目下11月に控えるISDEチリへの調整に励んでいる太田だけに、冷静沈着。3位には、DAY1を崖落ちとペナルティで失敗した大神智樹が入賞。IAデビューイヤーにしてこの成績はさすが勢いのある若手と言ったところ。「祐太朗(齋藤祐太朗)くんが近所に引っ越してきたので、最近はいつも一緒に走っています。特にスプリントの走り方を参考にしていますね。まだまだ基礎が足らないなと思いました」とのこと。



IB 齋藤が連勝するも、三島テストでは飯塚翼がIAふくめトップタイムをマーク

IAと同じく齋藤祐太朗がDAY1、DAY2ともに優勝。元々の実力はIAトップレレベルの齋藤だが、易々と1位を獲れたわけではなかった。「1日目は、若手との差がテストにつき15秒くらいあったんですが、どんどんつまってきまして、最終的には数秒しかアドバンテージがなかったですね。昨日は、少しだけマージンを残していたのですが、今日は追いつかれまいと全力でした」と。エンデューロだけ練習していても上達できない、と判断して一時期離脱、モトクロスの地方選で修行を積んで舞い戻ってきた齋藤だが、その鋭さは数年前とは比べものにならない。「いまは、ワールドトロフィーでISDEに参戦するのが目標」とのこと。



齋藤を追い詰めた若手二人だが、2位は保坂修一。16歳最後のレース、二輪免許を取得してこの日高に臨んだ。「二人で齋藤さんを倒そうと思っていたのですが、まだ甘かったですね…」と。ランデブー走行を続け、引っ張りあい続けた二人はこの日高の2日で成長しており、3位飯塚翼は難しいと言われていた三島エンデューロテストで、齋藤どころか前橋を上回るタイムを奪取。いまの若手が、スピードだけではないところを見せつけた形だ。「昨日よりは、うまく走れましたかね…」と飯塚。「差が少しずつ詰まっていったのですが、最後のクロステストでまた離されてしまいました」と。





ウィメンズ レクシィに迫る菅原聖子

IBクラスは、DAY2も引き続き地元の齋藤祐太烽ェ優勝。保坂修一、飯塚翼の3名が相変わらずIAクラスのタイムをたたき出しながら切磋琢磨するクラスで、今後も激しいチャンピオン争いが予想されている。


昨日、多くのウィメンズライダーが水没などのトラブルやミスに苦しんだが、DAY2ではクリア。強豪、レクシィを倒せるまでには至らなかったものの、2位菅原聖子が3分3秒差まで迫った。3位は、日高ではじめて入賞できたという近藤香織が入賞。

レクシィは「再び日本に来れたことがうれしいです。数々のボランティアのおかげでこのレースができていると聞いています。彼らに感謝したい」とコメント。




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